萩尾望都氏&ヤマザキマリ氏 in パリ2012 by ロン@フランス

チョコレートバナナパイとは、大穴レシピだわ!
バナナが残っていると、ついついタルトを作ってしまうけど、
コレなら、時間も短縮出来ていい考え!だよ。アンちゃん。

さて、さて、前回、エッグスタンドのお話をしたときに、「次回は、私のコレクションを・・」。
なーんて、書きましたが、写真事情で急遽内容変更します!<近いうちにアップ予定>

それで、今日は、「salon du livre・サロンドゥリーヴル」
<パリ国際ブックフェアまたは国際書籍見本市?>のレポを!
これは、3月16日から3月19日までパリ・parisのポルトドヴェルサイユで開催中。

フランスの作家はもちろん、海外の作家もやってきます!
きっと日本でも話題になったと思いますが、今年は日本人作家がごっそり招待されていて、
20人だとか、22人だとか?!とにかく、すごい人数です。
これは、行くしかない!日本でさえ、こんなチャンスは滅多にないのでは?!
と、思い、fnacでチケット購入。
たまたまFnacのメンバーズカードを持っていたので、通常入場券9.5ユーロが、8ユーロに!

私が選んだ日は、3月17日<土>。
一番の目的は、やはり、Moto Hagio・萩尾望都先生の講演会。
2月のポンピドゥーセンターの講演会も行きましたが、今回は、先生の話題作、福島のことを描いた
「なのはな」発売後ということもあって、興味がありました。
萩尾先生は、なんと言っても、私が、尊敬しているマンガ家さんです。

もう一つ、日本で映画公開も決定している、Mari Yamazaki・ヤマザキマリ先生の
講演会も要チェック。
いつの間にか、フランス語版のマンガ、「テルマエロマエ」が発売されていたのは知らなかった。
実は、私。「モーレツ!イタリア家族」の愛読者でした。ギャグ漫画です。
そして、ヤマザキ先生のブログも愛読者の一人。時々、お腹をかかえて笑って読んでいます。

まず、この日は、娘に頼まれた、ベルギーのBD<漫画>作家のサインをもらうために
店頭発売前らしい「Schtroumpfs no.30」をお買い上げ!
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13時からのサイン会に並びました。ちょっと見えにくいですが・・。こんなふうに各出版社の
ブースでは、だれかしらサインをしていました。
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すごいところでは、作家5人いっぺんに並んで、
狭そうにサインしている場面も見ました。
ところで、この私が並んだ列は、たまたまなのか?サインをもらう人達が、
わりとあっさりしていて、名前も書いてもらっていませんでした。
が、私は、娘+夫がこの漫画の大ファンなので、二人の名前を入れてもらいました!

「名前を入れて頂けますか?」という私のフランス語の問いに、彼はガサガサと胸ポケットから、たたんである紙を取り出し、それを裏にして、「ここに名前を書いて」と、
ペンを渡してくれました。イヤー、なんか緊張しました。
私の書いた娘と夫の名前が、何気にヒョロヒョロ文字・・<笑>最後の握手も忘れずに!
買った本などを、まとめて下の写真<1>に一緒にしてしまいましたが、
この左にある↓本です。
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その後、日本書籍コーナーで、何気に本を見ていたら、あ!五味太郎先生、発見っ!
すぐさま絵本を手にレジに向かったけど、「ご本人は、すでに撮影へ行ってしまった・・・。」
と、編集の女性・・。ガクッリ。
でも、5分で戻る。とのことだったので、待ちました。で、頂いたサインですが・・。ええッ?!
と、驚く、日本語に見えない日本語でした。何ていうか、とても、アーティストらしい字です!
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講演会会場に向かう途中、「世界一小さい本」という看板のブースに目が釘付けに!
本当に豆本ばかり。どうやら、会社はペルーから来ているようです。英語で接客していました。
そこで、娘が大好きな「不思議の国のアリス」を発見してしまった私・・。
娘は「不思議の国のアリス」だけは、見かければ、必ず読む!
というほど今、入れ込んでいるので、甘い私は買ってしまいました・・。
サイズは縦6.5cm、横5cm、厚さ2cm。
ちゃーんと、内容もあれば、絵も入っています!上の写真<1>中央にあるので、大きさ確認を!
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この本の中は、こうなっています!
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14時30分から15時30分までは、「ヤマザキマリ」先生の講演会。
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話題は、テルマエについてと、お風呂のこと。漫画を描くことになったワケや、
今までの外国暮らしのことなどありましたが、ヤマザキ先生って、漫画だけでなく、
ご本人もおもしろいですねー。楽しかったです!
講演会後半、会場が「ざわざわうるさいなー」と、思っていたら、

なるほど!その後、15時30分から16時30分までは、「コスプレショー」でした。
かわいいフランス人がコスプレしていると写真撮影の嵐がおきていました・・。
私は、この場は必要ないので、熱い若者へ席を譲り退散。<笑>

この会場の席を出たところで、いつもお世話になっているEさんと合流。
二人で立ち話をしていたら、近くにいた日本人の方から、「
テルマエ」の本をどこで買ったか聞かれ・・。「家から持ってきたんですー。」などと、
話してる間に、ヤマザキ先生のサイン会が別の場所である!と、サプライズが!
ヤマザキ先生+近くにいたヤマザキファンはゾロゾロと、大陸大移動!

会場のプログラムには、なーんにもサイン会のことが書かれていなかったので、
私は、ないものだと、思っていました。
でも、ちょうど、「テルマエ1巻」を持参していたのでラッキー!
<ふふ、万が一、と、思って・・。>写真<1>の右下です。

ところで、私達と会話していた、この日本人女性、M子さん。
なんと、ヤマザキ先生のお友達だということが発覚。おおっ!

サインの列に並び始め、なぜか、「フランス語バージョンの単行本を買わないとサインはもらえないのかも?!」と、いう不安にかられた私。
本を探しにウロウロ出ていったら、M子さんが、「サイン20人限定だって!とりあえず、並んでおいたほうがいいよ。」と、教えてくれたので並んでみたが・・。
二人一緒に「ガーン!」なんと私の前にいた、M子さんの前の女の子が、最後の20人目だという!
そうなんです、M子さんが、21番目。私が22番目だったのです!

書店ブースのスタッフが、私達に厳しーく、「1時間だけしか時間がなく、一人3分。20人しかサイン出来ない」と!そこで、M子さん、「彼女は日本から来ているから・・。」と、とっさに嘘を。
私<ロン>だけでも・・と、スタッフに交渉してくれたけど、あえなく玉砕。
ところで、なぜ、サインに3分もかかるのか?!と、いうと、
イラスト入りサインだったからでした。

で、やはり、きっちり1時間たったところで、M子さんの前にロープを引かれてしまった・・。
ダメか・・と思った。
が、M子さんは、負けない!「マリさん・・」と、直接ご本人に声をかけて・・・。
「絵はいらないから、彼女に名前だけでも・・」なんと、自分より、
私のサインを頼んでくれたのです!感激。
M子さんは美人の娘さん達と来ていて、何冊かサインを頼みたかったらしいのに・・。<涙>

結局、ヤマザキ先生があと、30分時間がある・・ということが判明して、
先生は膝を床にした姿勢で、イラスト入り<ルシウスがお風呂に入っている!>サインを、
22番目だった私に描いてくれたのでした!感動!もちろん、M子さんもサインをもらっていました。
しかし、これは、まぎれもなくM子さんのおかげです。
本当にありがとうございました!

さて、話を講演会へ戻します。
16時30分から17時30分は、待ちに待った萩尾望都先生の講演会です。
前半は、当然ながら、先月のポンピドゥーでの講演会とダブる内容もありました。
ご両親に漫画家になるのは反対されていた・・とか、
どうやって漫画家になった・・とか、etc・・。
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少女漫画が出てきた当時、
「女の子と男の子のキスシーンを描くことが、禁止だったというのは、本当ですか?」
という、質問がなんとも、「フランスじゃ考えられない」・・というニュアンスが、
感じられました。そりゃ、愛の国ですもんね。

萩尾先生いわく、当時は、「ボーイフレンドを出すのもダメ。」「清らかでないとダメ。」
だったそう。でも、「西谷祥子<よしこ>さんが、恋愛物を描いて大評判になりましたけど、
学校や母親達は怒った・・」とも・・・。
「編集部は、デートは、いい。ラブレターは、いい。キスは、いい。と、だんだん・・」と、徐々に許容範囲が広がっていったらしいです。

ところで、この講演会会場が、笑いに包まれた瞬間がありました。
司会者が、「先生は女子美大学で教えていらっしゃいますが、学生に対して何を話すのか、そして、教えるということは、あなたにとって何が大切ですか?」と、いうような質問に、
萩尾先生、「うーん、学生達に講義は、まだ、1回しかしてないんです。」
そこで、ドッと、笑いが!

そうこうしているに講演会が終わったとたん、
萩尾先生の本を持った人たちがステージ裏に並び始めた!
そうです、サインです。そこで、また、場所を変えてサインデスクへ!大陸大移動!<笑>

まさか、萩尾先生まで人数制限は、ないだろう・・と思い込んでいましたが、
なんと、ここでもサプライズが!

萩尾先生の本を買って、サインをもらうと、プレゼントとして「なのはな1話のみ。フランス語バージョン」が、30人限定で、配られると!それは、何か買わねば!
そして日本語が読めない娘に、「なのはな」を読ませたい。と、強く思ったのでした。
もちろん、私は、JUNKU堂パリ店で日本語版をすでに購入済み。
なので、そこでは、まだ持っていない「春の小川」<写真<1>右上>を購入して、
サインと「なのはなフランス語版」をいただきました。

その後、19時から21時までは、萩尾望都先生+ヤマザキマリ先生の対談がありました。
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そこでもやはり、BL<ボーイズラブ>について、話があがり、司会者から質問が・・・。
毎回、ここで萩尾先生は「トーマの心臓」について説明されていますが、
今回はプラスアルファ・・。

司会者が、「日本で人気のあるBL・・、フランスには、まだありませんが・・」と、言ったところで、会場から「ある、ある!」の声。そこで、萩尾先生が、「どうですか?」と会場へ逆質問。
フランス人男性が「フランスの若い女の子達にとても人気があります。この会場にもBLを扱っている
スタンドがありますよ。」と回答していました。

萩尾先生はこんなこともおっしゃっていました。「ものすごく、ドラマチックな恋愛物を、読みたくなるときがあるんです。そのときは、ハーレクインロマンスを読むか、ボーイズラブを読みます。」そこで、また、会場が笑いに!

同じ質問がヤマザキ先生へも向けられ・・。
「私は<ボーイズ>描けないと思います。」「って、さっき言ったけど、ごめんなさい!他で描いている漫画が、そういう気配の漫画なんです!ぜんぜん、そういう漫画描いていました!ごめんなさい!本当にすいません!」と、これまた会場が、大爆笑!

その後、萩尾先生の作品「なのはな」の話になりましたが、印象に残った言葉がありました。
福島の原発事故のことで「テレビでも、新聞でも、大丈夫、大丈夫、大丈夫と、ずっと言い続けていました・・」と。実はそれ、私の両親が電話で言っていたことと同じでした。

「なのはな」後記にも書かれていることを、会場で話していましたが、
「福島の人たちは、いったいどうすればいいんでしょうね?」という、先生の問いに、ご友人が、
「チェルノブイリでは、汚染された土壌をキレイにするために、菜の花や麦やひまわりを植えていると、教えてもらって・・・希望がひらけてきて・・」と、おっしゃっていました。

とても楽しい対談の中にも、震災のことが入ってくると、急に身構えてしまいますが、
「なのはな」を読んで、また、講演会を聞いてみて、漫画というのは、悲しんだり、
勇気をくれたり、いろいろな役目を果たしてるな・・と、改めて、実感しました。

今思えば、私も小学生のときに読んだ漫画のおかげで、おとなしい性格から脱出できた
出来事がありました。大人になった今、それがスゴク大事なことだったな・・と、
思ったし、そのとき漫画に夢中だったからこそ、今の私があるんだなぁとしみじみ感じました。

萩尾先生は、7月のジャパンエキスポ参加も決まっているようなので、
まだ、まだ、先にも楽しみが残っています!

今回は、長ーい、長ーい記事になってしまいました。
根気よく最後まで読んでくださった方、
どうもありがとうございました!

萩尾先生のサイト  http://www.hagiomoto.com/
ヤマザキ先生のブログ  http://moretsu.exblog.jp/

by   ロン@フランス
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by bayswater92 | 2012-03-19 22:49 | 日々の暮らし*フランス | Trackback | Comments(0)
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